「取って配る政治は、もうやめよう」──玉木代表が問いかけた“まっすぐな疑問”

4月23日に行われた党首討論。
その中で、国民民主党・玉木雄一郎代表が石破総理に投げかけた一言一言が、生活に密着した、私たちの「モヤモヤ」を代弁してくれているように感じました。


ガソリン「10円引き」では足りない理由

「国民は物価高で本当に困っている。まず聞く。ガソリンの暫定税率はいつ廃止するのか」

冒頭からストレートに、玉木代表は問いかけました。

政府はガソリン価格を5月22日から10円下げる方針を発表しましたが、それに対しての玉木代表の反応はこうです。

「協議を行っていない。10円の補助金によるガソリン値下げを決めてしまうんでしょ。
(税を)取って(補助金を)配ると無駄が生じるから、減税をやろう。
北海道の人と話したが、10円にがっかりしている」

この「取って配る」方式、よく考えればおかしいんですよね。
一度取ってから戻すより、最初から“取らない”仕組みに変える方が、ずっと効率的なはず。


「聞いてないんですけど」──3党合意はどうなった?

玉木代表はこうも言います。

「榛葉賀津也幹事長も『聞いていない』と言っている。真摯な議論は行われていない」

これに対して石破総理は、「わが党がサボっているのではない」と反論しましたが──
3党合意までしておいて、話が止まっていることに、
多くの人が「話が違う」と思っても無理はありません。


年金改革、“選挙が近いからやめた”のか?

今回の討論では、就職氷河期世代の年金の話にも踏み込まれました。

「政策の失敗もあって正社員になれなかった世代は、厚生年金の保険料が十分払えていない。
当初の案は、就職氷河期世代の最低限の年金を保障する意義があったのに、
選挙が近づいて不利だからやめるのか?」

「選挙に不利だからやめる」って、
これがもし本当だったら、めちゃくちゃ切ないですよね。

困ってる人への政策が“選挙向けじゃない”って理由で外されるのなら、
一体政治は誰のためにあるのか──そう感じてしまいます。


最後に

玉木代表の発言は、
どれも“煽っている”のではなく、“代弁している”ように感じました。

  • ガソリン代が下がらず困っている人
  • 就職氷河期世代で年金に不安を抱えている人
  • 「選挙のための政治」にうんざりしている人

そんな私たちの“素直な疑問”を、国会の場でまっすぐに投げてくれた。
だからこそ、多くの人の心に響いたのだと思います。


この党首討論の模様は、YouTubeにもフルでアップされています。
よければぜひ、本人の声でそのままのやり取りを見てみてください。

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